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株式会社と合同会社の違いとは?設立前に知っておきたいポイントを税理士が解説

2025.03.31

会社設立を検討する際、多くの方が「株式会社と合同会社、どちらを選ぶべき?」という疑問を持たれます。
今回は、株式会社と合同会社の違いを、設立費用・運営方法・社会的信用度など、様々なポイントからわかりやすく比較し、詳しく解説します。

■株式会社とは?メリットとデメリット
株式会社とは、株式を発行して投資家や株主から資金調達を行う会社の形態です。
株主は出資額の範囲内で有限責任を負い、会社運営は取締役会が主導します。

【株式会社のメリット】
・社会的信用度が非常に高い
・資金調達が比較的容易(銀行融資や株式発行による調達)
・株式公開(IPO)を目指せる

【株式会社のデメリット】
・設立費用が高額(定款認証費用約5万円、登録免許税最低15万円)
・株主総会や取締役会の開催義務があり、運営が複雑になりがち

■合同会社とは?メリットとデメリット
合同会社は、小規模事業やスタートアップに向いている会社形態です。
出資者全員が有限責任で経営に参加でき、設立や運営手続きが比較的簡単です。

【合同会社のメリット】
・設立費用が安価(定款認証不要、登録免許税は最低6万円)
・意思決定が柔軟で迅速(出資者間の合意だけで進行可能)
・小規模な企業や迅速な意思決定が求められるスタートアップに最適

【合同会社のデメリット】
・株式会社に比べて社会的信用度がやや低い
・資金調達や大規模取引で不利になることがある

■株式会社と合同会社の比較ポイント

①設立費用
 ・株式会社:約20万円以上
 ・合同会社:約6万円程度
②意思決定方法
 ・株式会社:株主総会や取締役会を開催
 ・合同会社:出資者の合意のみで迅速に決定可能
③社会的信用度
 ・株式会社:高い
 ・合同会社:やや低め

将来的な株式公開(IPO)を目指す企業や、信用力が求められる取引を想定している場合は「株式会社」が向いています。
反対に、コストを抑え、小規模でスピード感のある運営を希望する場合は「合同会社」が最適です。

次回は「法人登記後に必ずやること」を取り上げます。
会社を登記した後に行う税務署や役所への届出、社会保険手続き、資金管理のための銀行口座開設など、実はやるべきことがたくさんあります。
ここでしっかり対応しておかないと後になってトラブルが発生する可能性も高いので、正しい情報をもとにスムーズに手続きを進めていきましょう。
次回の記事では、それらの手順や注意点を詳しくご紹介しますので、ぜひ引き続きご覧ください。

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