こんにちは。
福岡市中央区の武久税理士事務所です。
今回は「これから従業員を雇いたい」という福岡市の事業者様に向けて、
雇用時に必要な手続きと注意点を、税理士の視点から分かりやすく解説します。
1. 採用計画と求人の出し方
まずは人員計画の立案から始めましょう。
必要なスキルや勤務条件を明確にし、ハローワークや求人サイトを活用して募集します。
面接では労働条件通知書を用いて、賃金や就業時間などを丁寧に説明することが重要です。
✓
福岡市内の求人競争は激しいため、
正確な条件提示と魅力付けが採用成功のカギとなります。
正確な条件提示と魅力付けが採用成功のカギとなります。
2. 労働契約書の締結と注意点
内定後は、労働契約書を2部作成し、双方が署名押印しましょう。
以下の点に特に注意が必要です。
- 試用期間の有無と期間
- 残業代の支払いルール
- 就業規則との整合性
これらが曖昧だと、後のトラブルにつながります。
3. 社会保険・労働保険の手続き
雇用者が以下の条件を満たす場合、保険加入が必要です。
- 週30時間以上の勤務
- 雇用期間が31日以上の見込み
提出先と期限:
- 健康保険・厚生年金 → 年金事務所へ5日以内
- 労災保険 → 労働基準監督署へ10日以内
- 雇用保険 → ハローワークへ10日以内
✓
「うっかり未加入」で後から追加徴収される事例も多く、
福岡市の事業者様も十分に注意が必要です。
福岡市の事業者様も十分に注意が必要です。
4. 給与計算と税務署への届出
給与を支払う場合、税務署への「給与支払事務所等の開設届」が必要です。
また、従業員から「扶養控除等申告書」も回収します。
クラウド会計ソフトを導入すれば、源泉税や社会保険料の計算ミスも防げます。
5. 働きやすい職場環境の整備
採用後の定着率を高めるには、職場環境の整備が重要です。
- 安全衛生管理体制の整備
- 労働時間の適正管理
- ハラスメント防止措置の導入
入社後のフォロー体制を整えることで、長期的な人材活用が可能になります。

福岡市でクラウド会計に強い税理士なら、武久税理士事務所へ
武久税理士事務所は、freee・マネーフォワード対応のクラウド会計ソフト導入支援を行っています。
福岡市内を中心に、全国の法人設立や節税相談にも柔軟に対応しております。
次回予告:「減価償却による節税術」
次回は、固定資産の耐用年数や償却方法など、キャッシュフロー改善に役立つ減価償却の活用法について解説予定です。
経営者・個人事業主の方はお見逃しなく!